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最終回を終えてAngel Beats!に思うこと
 Angel Beats!の感想というかレビューというか、総評的なものを。

 このアニメを観て改めて思ったのは、不誠実さは作品を破綻させるってことですね。
 キャラクター作品でありながらキャラクターの心理の積み上げを放棄するのが不誠実。
 一応メインテーマだった「成仏の是非」とかを「みんな納得してくれたよ」と一網打尽にしてしまうのが不誠実。
 「人生賛歌」を謳い文句にしながら人生について掘り下げた考えを示せなかった点で不誠実。

 上に言ったのは全部同じこと。登場人物の扱いがぞんざいで、物語的な盛り上がりにばかり力を割いて、キャラクターの行動や考えの裏打ちをする、細かな描写から想像させるという目立たない面白みを捨てちゃってるように映りました。いや、この過剰包装な作り方っていうのはきっとエンターテイメントとしては重要なのでしょう。エンターテイメント作品として見る限りには、盛り上がる場面が一話に1回は挿入されるということで、なかなかなかなか立派なものだと思います。
 しかしながら、上記のような不誠実さを感じてしまうと、盛り上がりについていけなくなって白けちゃうんですよね。
 死んだあとのifの世界という舞台設定をどう使うか個人的に気になってはいたのですが、最終回を見る限り「巡り会えない二人の邂逅」のためだったと思うんですよ。初音の死からバトンを受け取った音無が、「繋いだその先」を死後の世界で垣間見る。この流れは素直に綺麗だった。また音無は、奏に対してだけは、輪廻転生か万物流転ですか? その流れを断ってしまおうという提案をする。これは偽善ではない、このアニメで(ゆりっぺにも見えないでもないけど)唯一見えた人間らしい感情で、そこに至るまでの心理には納得がいくんですよ。
 しかし、このような「天使と音無の物語」だけでは盛り上がりに欠けるという判断だったのか、意味のない戦闘シーンだったり、意味のないライブシーンだったり、意味のないキャラクターの群れで装飾してみせる。装飾の方には意識を払わない。ゆりは自分たち姉妹に理不尽を強いた運命の打倒を目指していたはずが、いつの間にか戦線メンバーへの好意が先立ったので満足しましたなんて話にすり替わってる。「妹のため」に戦っていた中村ゆりっぺさんが「自分のため」に生まれ変わる道を選ぶようになる過程が上手く飲み込めませんでした。ゆりっぺはまだ恵まれているくらいで、一切なんの補足もなく消えていった彼らは果たして満足できたんでしょうか? 僕には、おそらく彼らがたどったであろう人生とそう違いのない日々だったんじゃないかと思えます。少なくとも人間の人生を標榜しながらあの扱いというのは納得いかない。キャラクターの描写が致命的に足りなかった。削るべき要素はいっぱいあったのに。同じような量の内容をもっと上手に充実させて、1クールで描いてる作品は少なからずありますよ。
 さらにこのアニメは、とんでもない嘘っぱちを大前提にして話を進めてしまっと思います。
 何回も言いましたが「生まれ変わる」なんて実際は絶対にありえないんですよ。というか生まれ変われるなら死ぬことを大仰に扱う必要はない。ユイだってお母さんに迷惑かけずに舌噛んで死ねば良かったじゃないですか、生まれ変われるなら。生きてても自分は辛いしお母さんも辛いし、いいことないじゃん。
 「奏が消えてしまう」ことに音無が涙したのを見るに、制作者も死ぬ(=人格が消える)ということが回復不可能な重大事であることを理解している。理解していながら、「人は生まれ変わって新しい人生を歩むのです」なんてことをのたまってキャラクターを消していくなんてペテン師の所業でしょう。死んで(=自分の人格が消えて)しまってでもなお守りたい、貫かねばならないものがある、などといった理由付けもせず、こんな世界に留まってるのはダメだと言ってしまう無神経さが、作品の薄っぺらさに拍車をかけているように映りました。結局なんで成仏せにゃならんのでしょう? 愛がないから?
 エンターテイメントとしては作画動画とか盛り上がりとかの面で優秀でしたが、しかし大テーマの根幹部分の破綻がそれを打ち消してしまったというべきか、「本当にやりたかったこと」以外の部分に面白さを求めようとしたばっかりに共倒れしてしまった。要素が多すぎてうまく処理できなかったというより、要素の追求があまりに不十分だった。
 歌や人物の命名に込められた意味を読み解くといった補助的な面白さは演出できていただけに、もう少しでも焦点を絞って作っていればよかったのかなと思いました。

 考察を見るに、なるほどと思うこともあって、薄っぺらい上っ面だけなことを批判しながら、上っ面だけの読み方しかできてないのは僕の至らなさの表れです。
 
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テーマ:Angel Beats! - ジャンル:アニメ・コミック

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