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なつくもゆるる ネタバレ感想 すみっこソフト
 『なつくもゆるる』 すみっこソフト
 プレイし終えました。
 前作「はるまで、くるる」をいたく気に入りましたので、さっそく買ってみた所存です。

 SFに明るくないこともありその世界観設定や用意されているであろうギミックに関してすばらしい考察や的確な批評を読みたいという方のご期待には添えないのですが、でもまあ以下ネタバレの感想となりますのでご注意を。
 書きながら考えている(考えをまとめる、ではない)ところも多分にあり、従いまして乱文ですが、お許し下さい。



 以下ネタバレ






 世界をこんなペットと引き換えにするのか?


 はるくるのときもそうだったのですが、「理論を言い尽くしても言い表せない(言い表してるのかもしれないけど僕は知らない)、すごく原始的な何かが人間を人間たらしめている」という考えが根底にあったように思います。「意思は肉体から生じる」ということへの言及と、「意思だけが肉体を定義できる」という理屈が、同時に存在していました。そういう考え方が、「なんだかよく分からないけどすごく根本的な歓び」を演出させてるんじゃないかな、と。隣の猿が笑ったから、自分も嬉しくなる、その嬉しさの伝播が連綿と今日の今の自分自身へと繋がっている実感みたいな話がありましたが、それこそが、重力子すらも解き明かした人類でさえ手放すことのない、人を人たらしめるものだと。
 そんで、眉根が接合するくらいブツ切りな個別シナリオは、紫穂の「小説の終わりは清々しいし、なんだって終わるってのは達成じゃないか」という主張に対する否定なんじゃないかなってとこまでは考えたんですよ。ある宇宙が終わってしまうことに達成なんかない。上の「連綿とした繋がり」みたいなものが途絶えてしまうことに歓びなんかあるわけがないっていうね。それはそれとして悶々とさせられたまま終わるのは読んでて辛いものがあった。小説とか読み終わりたくない性質なもんで。

 と、このように考えたことが、いわゆる味付けに過ぎなかったんじゃないか、というのが、正直な感想。
 たとえば、再三出てくる戦わなきゃ生きていけないから戦う、殺さなきゃ殺される、というのは、哲学的な意味を考えるよりは、関節技のグロ音を聴かせるための方便に思えるんですよ。もしそこで倫理観とか人類の根源的本能とかを考えるならば、マンイーターとイーターイーターってのも、そういう設定であるとか、事実として子供を殺しても何も感じない人がいるとか、そういうことを言い募るだけではダメなはず。
 グロいの嫌いだからこんなふうに思ったのかもしれませんが。「どんな状況であれ人は殺すべきではないし、殺せない」という人がいる一方で「そうでない人たち」を選んで書いてるんだから、やっぱり恣意的にそういう倫理とかの問題を回避する策を選んでる(もちろんギミックとして面白い設定なのですが)ようにも見え。


・ヒロイン
 紫穂Bが可愛い。紫穂の犬化とか法隆寺とか驚くくらい古典的なキャラ付けで、そういう意味で連綿としたエロゲ歴の突端に佇んでいる感はある。
 部長は絶対殺ると思ってたし、鹿島さんはヘタレだと思ってたので、だいたい合ってた。おもらしはなかなかおもしろかった。

・HシーンとCG
 エロい。
 そういえば靴とペニスをリボンで縛る足コキというのは初めて見ました。これが突端か!
 ネオテニーは性的成熟が早いから~って設定部分も、言われなきゃ気にしないのに説明するもんだから、「性的成熟と幼女がアナルで絶頂するのって全然関係ないよな」という疑問を抱かせ、やっぱり方便なんじゃないか! とね。おしっこ癖とかね。いや、たいへん高品質で不満はないんだけどさ。

・その他
 スパイ成分が一番楽しかったね! ボカァ前から日本の内調とか公安とかもスパイ物にじゃんじゃん出るべきだと思ってましたが、そのポテンシャルの片鱗を見せたね。「第165次報告」とか国家の執念って感じがして素晴らしいね!
 喜多雲先生は、名前が意味深だよね。意味深なだけかもしれない。ヒロインの掘り下げが足りない中で、少ない掘り下げなりにかなり存在感を発揮した人でした。喜多雲先生の靭帯はボロボロ。逆リョナ要員。そんな感じ。お姉ちゃんとの絡みはぜひ見たかったね。ああ、ぜひだ。スパイ系でよろしく頼む。

・総じて
 はるくるの方がまとまってた感じがする。それにくらべると満足感は薄い。良くなった部分も多いけどね。
 健全な精神は健全な肉体に宿るそうだが、よくよく思い返してみるとどっちも健全じゃなかった!
 
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テーマ:エロゲー - ジャンル:ゲーム

この記事に対するコメント

先日俺もようやくクリアしました。
SFは宗教と似たところがあって、物理学という原典からいかに妄想を膨らませて感動を作るかというものですが、設定に説得力を持たせるには、作品の設定に殉じる巫女とか教祖を登場させなければならないと思います。

前作「はるまで、くるる」では、冬音と静夏がその役目を果たしており、神も存在して感動的でしたが、「なつくも、ゆるる」は原典(物理学)をキャラが理解せず、なによりメシアである主人公自身が信じていなかった。ブレーンワールド仮説など計算上だけに意味をもつ解釈をネタにしながら、「数学的にどうしたこうしたは必要ない、体で操るんだよ!」とやってしまうのはまずい。正しい物理学と物語の楽しさは別ですが、姿勢に一貫性がないと思います。

単純化していえば、箱庭系SFは「肉体のユートピア」「知性のユートピア」の二種類があって、前者は自然に接近し、後者は機械化に向かう。「はるくる」は前者(生物的仕掛け)によって楽園が形作られ、後者(機械)によってそこから連れ出されます。「なつくも」は逆で、後者(計算的仕掛け)によって楽園がうまれ、前者(肉体)によってそこから離脱する。

どちらも肉体と知性が交錯する一瞬が有るのですが、この合一には古来から神が必要とされ、たとえば文官(知性)と武将(肉体)はいがみ合いますが、君主という神が居ることで一致団結する。「はるくる」は神(人工の機械)がいたけれど、「なつくも」の紫穂が神になるには、アホさが足りなかった。自然(肉体)の神というスケール的には、冬音をはるかに超越するアホの必要があり、極端にいえば人間型でなく犬そのものにしてしまった方が良かったとさえ思います。

あとは、関節技はかなりネックになっていました。きっと「次はバトルものでいこう」という悪魔の囁きがあり、君の仰る通り、そこに後から味付けを加えていったのではないかと思う。前作が良かったのは、矛盾が起こりそうなところを勢いよく書いていたところだけど、今作はバトルシーンが蛇足で勢いを失っていた気がします。

全体的に、俺が楽しもうとしてもお姉ちゃんが邪魔をしていたのですが、姉が殺し屋で最強みたいなコンプレックスは、どこから発生するのでしょうか。エロゲでは主人公の両親が法則的に消されてしまうので、抑圧されたエディプス・コンプレックスが、「母に似た女性」「父に似た強さ」の合成たる姉を生み出すのか。何となく代替的で、舜君の言葉を借りれば「塩素の匂いのする」キャラクターでした。姉にばかり興味をもつ主人公をみていると、舜君の気持ちがわかります。

そんなわけで、フレームだけ見れば前作と逆写しになった面白い作品で、たぶん悪魔のささやき(おそらく、榊シナリオ執筆者であるプロデューサー)によりバランスを失ってしまったのだと思います。
しかし、しばらくぶりにボリュームのある作品をプレイして、いちいち超ひも理論など調べながら遊んたので、楽しかった。ここに長文書いて申し訳ないが、おかげで考えがまとまりました。
【2013/08/11 17:11】 URL | 網野 #I9hX1OkI [ 編集]


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